熊野三山の一社として全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。新宮店から車で1分（徒歩3分）とほど近い距離にあります。境内には、天然記念物に指定される推定樹齢1000年のナギの大樹があります。日本最大といわれる大樹の迫力をぜひ体感してみてください。

自然のパワーを感じた後は、大正・昭和モダンの世界へ。旧西村家住宅はその名のとおり、文化学院の創設者として知られる西村伊作が設計した自宅です。旧来の家長中心の間取りではなく、家族団らんのためのスペースが1階の中央部分に設けられた、家族生活本位の間取りにご注目ください。

そして伊作が手がけた住宅の中で、旧西村家住宅とともに和歌山県に現存しているのが、旧チャップマン邸です。新宮市の新たな観光交流拠点とするための改修が行われており、施設内の見学だけでなく、観光案内所としてもご利用いただけます。

三輪崎漁港の先に奇岩怪石が連なる海岸線で、ひときわ大きくそびえるのが孔島と鈴島です。孔島では120種以上、鈴島では60種以上の植物群生が観察でき、生き生きとした自然を体感するには最適の場所です。境内には、天然記念物に指定される推定樹齢1000年のナギの大樹があります。日本最大といわれる大樹の迫力をぜひ体感してみてください。

熊野三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが、熊野本宮大社です。神門をくぐると、ヒノキの皮を積み重ねて作られた檜皮葺（ひわだぶき）の屋根が印象的な社殿が姿をあらわします。社殿には様々な神様が祀られており、交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿の神として人々を迎え入れています。